ウールの世界三大産地尾州。
そこでは日々毛織物産業を営む工場が
多数存在します。
今回は生地の染色について
染色整理加工を生業とする
株式会社ソトーの技術をご紹介します。
染色整理加工とは
そもそも染色整理加工とは
織物工場で織り上がった生地の
表面についた機械油や汚れを
綺麗に取り除き
指定された色に染め上げたり
生地を掻きだして、けば立たせたりして
物理的、化学的に
生地を仕上げていくことをいいます。
染色
染色整理加工で行われる染色は
「後染め」と「たん染め」があり
どちらも白い生地を
指定の色に染める作業です。
染色は織物繊維の種類などに応じた
温度コントロールが必要です。
ポリエステルが含まれる生地は
100度以上の温度がでる高圧機を使い
コットンなどの場合は
温度が100度以下の常圧機を使います。
染色液を循環させながら反物を回転させ
厳密な温度コントロールを行いながら
ムラなく生地を染め上げます。
ファッションの原石を磨く染色整理加工。
その中の染色について
今回はご紹介してきました。
もちろん染色の他にも
大切な工程は沢山あります。
糸から生地になり加工され
あなたの手に届くまで
衣服は長い旅をしているのです。
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