目にすることさえ奇跡に近い、超希少な14.5マイクロンの超極細メリノウール生地「Platinum Wool」で極上の秋冬を。

目にすることさえ奇跡に近い、超希少な14.5マイクロンの超極細メリノウール生地「Platinum Wool」で極上の秋冬を。

MOVBの2022年秋冬ラインナップにおける最上位シリーズ「Platinum Wool」。

愛知県・尾州地方の技術力を結集して作り上げた、MOVBでしか見ることのできない極上のウール素材です。

「①原料」「②編み立て」「③加工」という3つの要素が全てシンクロして誕生した、まさに“プラチナ”の名にふさわしいこの素材。


高級紳士スーツブランドでも目にする機会の少ないこの素材の魅力は


①原料:わずか0.2%。まず目にすることない入手困難な最高峰メリノウールを使用


②編み立て:高密度28ゲージで編み込み、耐久性・ハリ・重厚感をプラス


③加工:入念に生地を縮絨(しゅくじゅう)させ、さらに美しい表面に


の3点といえます。


それでは、①~③の3つの要素について詳細を深堀していきましょう。



①原料:

わずか0.2%。まず目にすることない入手困難な「14.5マイクロン」の最高峰メリノウール

まずベースとなるのはもちろん「原料」です。原料の良しあしによって最終的な生地の風合いは大きく変化します。


「Platinum Wool」に使用したのは「メリノウール」。

メリノウールは「メリノ種」と呼ばれる羊の毛です。


一般的なウールは繊維が太く、チクチクとした風合いで肌触りが良いとは言えないものが多くあります。


一方、メリノ種のメリノウールは、他のウールと比べて繊維が非常に細いため、肌触りがなめらかでチクチクを感じにくいのが特徴。

 

加えて、上記の画像にあるように、


■保湿効果がありあたたかい

■汚れにくい・清潔

■柔軟性がある

■調湿性があり濡れにくい

■汗をかいても臭いにくい


という特徴が際だっています。


汗をよくかく登山家がメリノウールのインナーを良く身につけているのはこれらの効果があるからです。

 


もちろん、メリノウールにもグレードがあり、繊維の細さでランク付けされます。基本的には繊維が細ければ細いほど高級とされ、繊細でなめらかな風合いに。


今回の「Platinum Wool」の原料に使用したメリノウールは、【14.5マイクロン】。

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想像が付きませんよね。


例えば、人の髪の太さが50~70ミクロン程度、ウールの一種であるお馴染みの「カシミヤ」は、14~16マイクロンと言われています。


つまり、14.5マイクロンはカシミヤと同等クラスの細さということ。


ちなみに、最近よく耳にするようになった「エクストラファインメリノウール」でさえ、18.5~19.5ほどですので14.5マイクロンがどれだけ細いかがお分かりいただけるかと思います。


この14.5マイクロンのメリノウールは、メリノウール年間生産量のうち、たった【0.2%】しか収穫ができないという、まさに入手困難な最高峰原料です。

 

ちなみに、スーツの生地でよく目にするSuper ●●'sという表記。


例えば、Super 120'sであれば「原毛1kgで120kmの長さの糸を作ることができる」ことを表しています。この数が高ければ高いほど繊維が細いということになり、一般的に高級な原料と言われています。


今回の14.5マイクロンをSuper表記で表すと・・・・実に「Super 180's」。


スーツ好きの方でも、Super 180'sを目にする機会はほとんどないでしょう。それほど希少性の高い原料です。

 

カシミヤと同等の細さをもつ14.5マイクロンのメリノウールは、繊維1本1本を丁寧に磨きあげたような表面をしており、とても柔らかく驚きの肌触りとシルクのような柔らかい上品な光沢もあわせ持ちます。


これほどまでに細くなめらかで優しい光沢を放つ原料で作られた生地・・・。


それだけでもこのPlatinum Woolの特別感がお分かりいただけることでしょう。



②編み立て:

高密度28ゲージで編み込み、耐久性・ハリ・重厚感をプラス

次は、14.5マイクロンの超希少な原料を使った糸を編み立てて生地にする段階です。


この編み立ての工程でも繊細なウールの魅力を最大限引き出すべく、お作りしています。


今回採用したのが、表と裏の両面から編み立てる「スムースジャージー」。


別名「ダブルジャージー」「両面編み」とも呼ばれ、二列のダブル・ニードル(糸を引き込む針のような細い棒)で編まれます。


ぎゅっと目の詰まった生地を編むことができ、生地表面の凹凸をできるだけ減らすことでなめらかな肌触りと、美しい光沢が生まれます。

さらに、編み立ての密度を高めることで耐久性やハリ、重厚感を加えています。


編み密度の指標である「ゲージ」は28ゲージ。


ゲージは、「1インチ=2.54cmの間を何本の編み針で編むか」を意味しており、この数値が高くなればなるほど、目の詰まった編地となります。一般的には、編み目がゆるい「ローゲージ」は7ゲージ以下。詰まった「ハイゲージ」は12ゲージ以上。


このことからも今回の28ゲージが非常に目の詰まっ高密度な編地であることがお分かりいただけるでしょう。


28ゲージにすることによって、ストレッチ性と生地の重厚感、適度なハリ感を生まれ、アイテムのディテールが綺麗にでる仕立て映えのする生地に仕上げました。もちろん型崩れしにくくなります。



③加工:

入念に生地を縮絨(しゅくじゅう)させ、さらに美しい表面に


生地が完成するとさらに上質な風合いに仕上げるために加工を施しています。


生地をギュッと縮める「縮絨工程」で入念に時間をかけ、極上の肌触りに。


密度がさらに詰まることでピリング=毛玉もできにくくなり、14.5マイクロン・Super 180'sが持つ独特のなめらかさをそのままに残しながら、表面感をキレイに仕上げています。

なお、高級感とエレガントな印象を感じさせるカラーにもこだわっています。


ホワイトとグレーが混ざり合ったメランジ調のグレーは、生地が完成した後に染色する「後染め」ではなく、原毛の段階で染める「先染め(トップ染め)」によって実現したカラー。


原毛の段階で染めることで、深みのある色味が出るだけでなく、色落ちもしにくくなります。

これほどまでに徹底的にこだわってお作りしたジャケット、スラックスだからこそ、別格の風格を身にまとうことができます。


2022年秋冬はプレミアムなこの生地をぜひ堪能してくださいね。



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